コーラで骨は溶けるのか?

はじめに
 「コーラを飲むと骨が溶ける」
 おそらく誰でも一度は聞いたことのある言葉である。この恐怖の言葉のためにコーラを飲むことの出来なかったことを思い出し、果たしてこの言葉は真実なのか、それとも何の根拠も無い嘘なのか、このことをはっきりさせ後世にコーラの正しい知識を伝えたいと考え、調べ学習を行うことにした。
(1)コーラについて
 ひとくちにコーラといっても現在コーラと名のつく飲み物は数多くある。そのためここではコカコーラボトリングの製品であるコカコーラに対象を絞った。
 原材料名は糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、カラメル色素、酸味料、香料、カフェインである。
(2)骨
 リンとカルシウムは結合してリン酸カルシウムをつくり、骨の主成分となっている。
 骨(紋密骨)の成分は、無機質(主にカルシウム、リン)が50 %、有機質(主としてコラーゲン)が35 %、水分が15 %である。
(3)骨の役目
 骨は、体重を支え筋肉運動の支点になっている。次に、血液中のカルシウム量を一定に保つための貯蔵庫(人体のカルシウムの99 %が骨にある、残りは血液)としての重要な役目がある。
 ヒトは血液中のカルシウム濃度が減少すると痩撃を起こしてしまうので、必要に応じてすぐにカルシウムを供給しなければならない。その供給する機能を有しているのが骨である。さらに、血液細胞を産生する組織(骨髄)の収容場所としても機能しており、骨は生命を維持するうえで極めて重要な器官である。
(4)酸性の液体によって骨は溶ける
 基本的に骨はリン酸カルシウムで構成されているので、酸性の液体に浸せば簡単に溶ける。つまり、コーラをはじめとした炭酸飲料や天然果汁、乳酸菌飲料によって骨は溶かされるのである。
 しかしこれらを飲んだからといって骨は溶けない。なぜならば、直接骨に触れることはないからだ。また、歯に触れることはあるが、極短時間であるし、歯についたコーラもだ液で薄められるので溶けることはないと考えられる。
コーラで骨は溶けるのか? その2