時間の遅れとタイムマシン その2

(2)時間が遅れることの確認と証拠
時間の遅れとタイムマシン その1
 正確な時計を準備し、1つは地上にもう1 つは人工衛星(秒速10km )に設置する。しばらくしてから二つの時計を比べたところ、人工衛星に設置した時計がわずかに遅れていた(一億分の一秒)。
 重力が大きい太陽のごく近くを通る光は、重カにより歪められて時間が遅れてしまう。その光と地球上の光で火星と地球を往復させた場合には、なんと250μ秒の遅れがでるそうだ。レーダー距離にして75kmのずれが生じることになる。
 このため、探査機を惑星に正確に着陸させるときは時間の遅れを考慮して信号を送っているそうだ。(参考文献:NEWTON 重カと一般相対性理論)
(4)タイムマシンについて
 現在多くの科学者がタイムマシンの研究をしており、タイムトラべルの可能性を模索している。
 まだ机上の空論ではあるが、理論的にタイムトラべルができるかもしれないという仮説が登場している。
○重力と高速の運動による過去への旅行
 (2)で説明したように重力により時間は遅れる。大きい重力ほど光を曲げ、時間の遅れは大きくなる。非常に大きい重力のブラックホールでは、光はブラックホールに吸い込まれてしまう。非常に大きい重力のため、ブラックホールの中心点では時間が止まったように見えてしまう。
 ブラックホールの場合、吸い込まれたものはこなごなになってしまう。しかし、ワームホール(ブラックホールの場合、重カが強すぎて時空が破れてしまうが、ワームホールは時空が破れない程度に時空を曲げて、二つの場所をつなぐトンネルのようなもの、存在の確認はない)の場合は、トンネルなので進んでも粉々にならずに、別の空間に移動できる。しかも、ワームホールも重カによって時空が曲げられているので、時間の進み方が非常に遅くなり、瞬時の移動が可能である。言わばSFのワープのようなもの。ドラえもんの世界で言うところのどこでもドアである。
 どこでもドアの片方のドアをA 、もう一方のドアをB とする。(2)で説明したとおり、高速で運動する物体中の時間は遅くなる。ここでAのドアを高速で移動させると、Bよりも時間が遅くなっているので、過去に行くことができると言うタイムマシンの仮説がある。(参考文献:ニュートン別冊)
時間の遅れとタイムマシン その3