紫外線~太陽との上手なお付き合い~ その2

(4)日焼け止め
紫外線~太陽との上手なお付き合い~ その1
1.日焼け止めの選び方
 太陽と上手に付き合っていくために、日焼け止めの使用は効果的だ。外出する前に、汚れなどをとった皮膚に塗って使用する。日焼け止めの紫外線防止効果の表示には、「SPF 値]と「PA 分類」との二つの指標がある。
 多くの方は数値が大きいほど良いと単純に理解してしまっているようだが正しくない。大切なのは使用者に適合した製品を選択するということだ。
①SPF とは、SunProtectionFactor の略称でUVB の防止効果時間を示す。SPF1 = 10 分。
②PA とは、ProtectiongradeofUVA の略称でUVA の防止効果を示す。効果の度合いは「+」の数で示す。PA+は「効果あり」PA++は「かなり効果あり」PA+++は「非常に効果あり」ということを表している。

2.日焼け止めの成分
 日焼け止めの主成分には、紫外線を吸収する有機化学物質(紫外線吸収剤)と紫外線を反射、散乱させることによって皮膚に達する紫外線の量を少なくする無機粉体(紫外線散乱剤)で適宜組み合わせて作られている。
 以前は吸収剤による皮膚障害などの事例もあったが、現在では吸収剤もおおむね安全なレべルにあると考えてよい。ただし化合物である吸収剤は使用件数とともに今後再びアレルギーが増加する可能性もあり、できれば散乱剤のみで構成された製剤(ノンケミカル製剤)の方が安心して使うことができると考えられている。
(5)衣服の選び方
1.しっかりした生地の衣服を着る
 紫外線を減らすための衣服の選び方で大事なことは、しっかりとした織目あるいは、編目を持ったものを選ぶことだ。しっかりした織目や編目の生地であるほど皮膚に到達する紫外線は少なくなる。
 しっかりしているかどうかは生地を透かして太陽を見てみれば簡単に分かる。また、濃い色調の生地の方が、淡い色調あるいは白い色調のものよりも紫外線反射量は少なくなる。木綿、およびポリエステル、木綿混紡の生地は、紫外線防止の目的に適している。

2.帽子をかぶる
 帽子は直射日光をさえぎってくれる。特に幅の広いつばの帽子はよりおおきな効果がある。また、濃い色調の生地の方が良い。
まとめ
 紫外線は人体にとって極めて有害なものである。短期的・長期的に見ても様々 な悪影響を引き起こす。紫外線は1 日を通して蓄積されるため、知らないうちに大きなダメージを受けている場合もある。紫外線によって得られるメリットを差し引いてもそのデメリットは大き過ぎると言えよう。
 紫外線による影響は、上記に挙げたように多岐にわたる。しかし太陽、つまりは紫外線を避けて生きることなど不可能である。紫外線対策をどうするかが重要なポイントになってくる。人間は18歳のころまでに人生で浴びる紫外線量の80 %を浴びてしまう。そのため幼い時期からの紫外線対策が非常に大切である。日焼け止めは皮膚や用途に合ったものを選んで欲しい。
 オゾン層の破壊によって紫外線は年々増加している。その危険性も増してきているのも事実だ。だが正しく紫外線について知ることによって、その危険を回避できるのだ。