身長が伸びることに関わる要素

はじめに
 身長は何によって決まるのか?これは昔から気になっていたことだ。世間一般では、身長は“遺伝によって決まる”といわれているが、その他の要素(周りの環境、運動など)もたくさんあるはずだ。
今回は身長が伸びることに関わる要素について調べてみたいと思う。
(1)睡眠
 身長は骨の間接付近にある骨端線の部分が伸びることによって伸びる。これには脳下垂体から出る成長ホルモンが関与している。この成長ホルモンは、昼間起きているときよりも、夜寝ているときのほうが多く分泌される。睡眠が途中で妨げられたり、睡眠時間が短かったりすると成長ホルモンの分泌が悪くなり、身長の伸びも悪くなる可能性がある。身長を伸ばすためには最低でも7時間の睡眠をとるのが理想的である。
(2)栄養
 身長を伸ばすためには、当然栄養バランスが大切だが、それらの中でも特に不可欠な栄養素は、カルシウム(ミネラル)、たんぱく質、ビタミン、食物繊維である。これらの栄養素について詳しく述べたいと思う。
①カルシウム
 骨はカルシウム、リン、マグネシウムなどにより構成されている。体を成長させるためには必要であるが、主に骨を強くする役割が大きいので、身長を伸ばすことに関してはあまり関係ない。

②たんぱく質
たんぱく質は成長ホルモンの分泌を促す。良質な消化吸収されやすいたんぱく質を多く摂取することで、成長ホルモンの分泌をより多く促す。たんぱく質が豊富な食品としては、肉類(牛、豚、鳥肉)、魚類(マグロ赤み、かつお・・・)、たまご、豆類、乳製品などがある。

③ビタミン
ビタミンA、B、C、Dはたんぱく質が体内で再び合成されるときに補酵素として働き、たんぱく質の合成を促してくれる。その中でも、ビタミンDは大腸の下部からのカルシウムやリンの吸収を促し、これらが骨質部に運ばれると、そこに蓄積させる作用をもっている。そのため、身長を伸ばすこと関してはビタミンDが最も重要である。なお、ビタミンDは紫外線を浴びることにより体内で合成されるが、うなぎ、鶏卵、さんま、まぐろ、きのこ類などに豊富に含まれている。

④食物繊維
 食物繊維とは、人の消化酵素で消化されない植物中の物質で、一見無用のものに思えるが、食物繊維には整腸成長作用がある。すなわち、宿便をとり便中の有害物をすみやかに排池し、余分な資質やコレステロールなどの吸収を抑える一方、腸の機能を良くし、有効な栄養素を適度に消化吸収させる。つまり食物繊維は、体にマイナスに働く腸内の有害物を一掃し、栄養をよく消化吸収するのを助ける役目がある。そのため潜在的に身長がのびる因子となりうる。
 なお、食物繊維が多く含まれている食品は、玄米、豆類、わかめ、落花生、さつまいも、ほうれん草、にんじん。さらに、くだものでは、みかん、パイナップル、バナナなどがある。
身長が伸びることに関わる要素 その2