アミノ酸飲料ダイエットのウソ・ホント!?

はじめに
 最近“アミノ酸ダイエット”という言葉をよく耳にする。アミノ酸が含まれる食品を食べたり飲んだりするだけで痩せるというダイエット方法だが、果たしてそれは本当だろうか?本当であれば、体型を気にする人もいなくなるだろうし、医療に活用すれば、肥満が原因で起こる生活習慣病を減少させることもできるのではないだろうか?この疑問を解決すべく、アミノ酸ダイエットについて詳しく調べてみた。
(1)アミノ酸とは
 自然界には、約 500 種類のアミノ酸が発見されている。私たちの体のタンパク質はその中の約 20 種類のアミノ酸によって構成されている。これらのアミノ酸はαアミノ酸といい、α炭素にアミノ基・カルボキシル基・水素そしてR 基(それぞれのアミノ酸で異なる構造をもつ)が結合した構造をもつ。

 タンパク質は、筋肉、血液、内臓、骨格、皮膚などの組織や、酵素、ホルモン、免疫抗体などの生理機能を維持、調整する物質をつくる際の基本的構成成分となるものである。したがって、これらのタンパク質の構成要素であるアミノ酸は私たちの体内ではなくてはならないものである。
 20 種類のアミノ酸には、体内で合成することができるものとできないものがあり、後者のアミノ酸を特に“必須アミノ酸”という。必須アミノ酸は食事などによって体内に取り入れなければならない。
(2)アミノ酸ダイエットとは
 リジン・プロリン・アラニン・アルギニンは脂肪燃焼アミノ酸と呼ばれ、脂肪分解酵素リパーゼの活性を促進させる働きをもつ。通常、運動した際にまず燃焼されるのは直前に摂った糖分や脂肪で体脂肪はすぐには燃焼されない。そこでこれらのアミノ酸を摂取し、有酸素運動を行うことでリパーゼを短時間で活性化させ、体脂肪を燃焼させるというのが今話題のアミノ酸ダイエットである。
(3)脂肪燃焼アミノ酸
 脂肪燃焼アミノ酸(リジン・プロリン・アラニン・アルギニン)は、脂肪燃焼を促進する働きをもつが、この働きは補助的なものにすぎない。これらのアミノ酸がもつ主要な働きは下記のとおりである。
1.リジン
 成長の促進、身体の組織の修復、集中力の増進、抗体・ホルモン・酵素の製造、肝機能の促進、単純庖疹の予防、解消

2.プロリン
 皮膚の構成成分

3.アラニン
 肝臓のエネルギー源
4.アルギニン・筋肉の強化
 病気に対する抵抗力の増進・傷の治癒の促進
アミノ酸飲料ダイエットのウソ・ホント!? その2