アミノ酸飲料ダイエットのウソ・ホント!? その2

(4)アミノ酸飲料
アミノ酸飲料ダイエットのウソ・ホント!? その1
 最近さまざまなアミノ酸飲料が売り出されているが、それぞれのメーカーで含有されているアミノ酸の量(約300~2000 mg)や含有されているアミノ酸の種類は違う(アルギニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、アスパラキン酸など多種多様)。
(5)アミノ酸の製法
 サプリメントやアミノ酸飲料などに含まれているアミノ酸はどのようにして生産しているのだろうか。アミノ酸の製法にはいくつかあるが、そのなかでも「アミノ酸発酵法」という製法が広く用いられている。
 大豆味噌や醤油などの発酵食品は、大豆や麦などを麹菌によって発酵させたもので、含まれているタンパク質の多くは、発酵の途中でアミノ酸に分解されている。このように「微生物が栄養源をとって微生物自身に必要なさまざまな生体成分に変換していく」という仕組みを利用しているのがアミノ酸発酵法である。ここで重要な役割を担うのが酵素である。
 アミノ酸発酵法では、微生物を培養する培地に糖蜜などの原料を入れ、微生物の増殖とともにアミノ酸を生産させる。このプロセスには、10~30種類ほどの酵素に連続反応が関与し、さまざまなアミノ酸が生成される。これらを取り出しアミノ酸は製品化される。
(6)アミノ酸の過剰摂取の副作用
 いくつかのアミノ酸が混ざったものでなく、アミノ酸を単体で過剰に摂取すると、アミノ酸のインバランスという弊害を引き起こし、タンパク質をうまく合成できなくなる可能性がある。例えば、以下のようなものがある。
・イソロイシン・ロイシン・バリンの偏った摂取は体のバランスを崩す。
・ロイシンのみ過剰に摂取すると、免疫力が低下する。
・トリプトファンのみ過剰に摂取し続けると、肝硬変になる。
(7)アミノ酸を摂り過ぎて太ることは?
 アミノ酸を過剰に摂取することは、タンパク質の摂り過ぎにつながり、そのタンパク質は余分なものとして体内で体脂肪に変換・蓄積される。そのためアミノ酸の摂り過ぎは太る可能性があるといえる。
しかしながら、アミノ酸は脂質・ブドウ糖などに比べると脂肪になりにくい性質があり、たとえ多く摂取したとしても基本的に肝臓の働きにより尿素に変えられ尿として排出される。故に実際はアミノ酸の過剰摂取によって太ることはない。
アミノ酸飲料ダイエットのウソ・ホント!? その3